功名が辻 2

「坂東は武勇の地である。古来、日本では西部政権が富をにぎり、
東部政権は武をにぎる。」


「『浮世とは、生きて戦うしか仕方のないところじゃと、やっとわかった』」




律儀一筋の山内対馬守一豊と、賢妻 千代の壮大な物語。
主人公が英雄的要素をほとんど持っていないという
司馬遼太郎には珍しい小説、でもやっぱり面白い。

新装版 功名が辻 (2) (文春文庫)

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