パソコンを始めて漢字が書けなくなった70%、読める漢字が増えた15%

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060622-00000001-inet-sci
http://megalodon.jp/?url=http://headlines.yahoo.co.jp/hl%3fa%3d20060622-00000001-inet-sci&date=20060701210229

現在、ほとんどの文章はパソコンで作成されるようになり、
手書きで文字を書く機会は極端に減っている。
特にオフィスにおいては、職種や業種によっては
ほとんど文字を書くことはなく、学校を卒業してから
文字を書いた覚えがないという社会人もいることだろう。


パソコンでの文字入力の機会が増え、筆記する機会が
減っていくにしたがって、人は「漢字に弱くなった」と感じているようだ。


今回、協力していただいた回答者は、文書作成の際に
パソコンを使うほうが多いユーザーが約半数、残りの半数は
「同程度」と「筆記が多い」が約半分ずつというパソコンユーザー。


すべての回答者に「パソコンを始めてから漢字が
書けなくなったと感じますか?」との質問を行ったところ、
「少し感じる」という回答がもっとも多く、41.3%(124人)であった。
「大いに感じる」の29.0%(87人)と合計すると70.3%にも上る。

確かに、パソコンを始めてから漢字が書けなくなったと感じている
ユーザーは多いようだ。では、逆に「読み」のほうはどうだろうか。


「パソコンを始めてから漢字が読めなくなったと感じますか?」という
質問に対しては、47.7%(142人)が「感じない」と回答している。
さらには「むしろ読める漢字が増えた」とする
回答者も14.7%(44人)となっている。


伝言などの簡単な文章を手書きする場合は、書けない漢字が
あっても辞書で調べるようなことは少ないはずだ。そのような場合でも
パソコンや携帯電話ならば「変換」するだけで、求める漢字が
変換候補として表示される。手書きなら「書く」機会がなかった
漢字でも、「入力」しているうちに読めるようになることは考えられる。


また、読み方がわからなければ、その漢字を入力するのには手間が要る。
手書きのように、読み方を知らない、あるいは間違った
読み方をしているのでは、その語句を入力することは出来ないのだ。


たとえば「雰囲気」と入力する場合に、読みを「ふいんき」などの
ように間違って覚えていたならば、正しい変換を行うことはできない。
正しい入力のためには読みを覚えている必要があるものだ。
このことからもパソコンを始めてから
「むしろ読める漢字が増えた」という回答の気持ちは理解できる。


また、「漢字の書き方を調べる際、どのような方法で
調べますか」との質問も行った。もっとも回答を集めたのは
「パソコンで入力して変換してみる」で52.7%(158人)。
半数以上の回答者が、この手軽な方法を利用しているようだ。


それに次ぐのは「実際の辞書で調べる」の46.7%(140人)で、
実際の辞書もまだまだ利用されているのがわかる。
「インターネット辞書」(37.7%)や
「携帯電話で入力して変換」(31.0%)も
ポピュラーな方法となっているようだ。


なお、「その他」の中には「電子辞書」をあげたユーザーが目立っていた。

多分、PCや携帯を使ってる人はみんな思っていたことでしょうが、
今回の調査で裏づけがなされた感じ。
よく、「パソコンや携帯の変換に頼りすぎると漢字を忘れる」と
無能丸出しの批判をしたりする人がいますが、
読める漢字は飛躍的に増えますし、一概に悪いと言えないのが実情の気が。
自分の場合、読めない漢字は、メモ帳にコピペして再変換に
かけたりしますね。こういうときにIMEがシェアにぎりまくりんぐの
変換ソフト事情が役に立ちます。
大抵これで読み方つかめますし。
だいたい、PCしてなかったら、「池沼」も読めなかったでしょうし、
「烏」と「鳥」の違いにも気づかぬまま一生を
終えてしまったかもしれません。


なんでもPCや携帯の所為にしようっていう姿勢が
安っぽくて目も当てられない気がします。
実際、漢字を覚えるor忘れない方法が、書くという行為だけにあるか、
というとそうでもないわけで。
ていうか自分が、ろくに練習しても無い漢字を
試験ですらすら書けるのは多分PCのおかげ。
PC使ってなかったら「逝」とか一生書けなかったってwwwwww


とりあえず、自分の老化を棚に上げてPCの所為にすんなっていう。