夜の周邊

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90式戦車

90式戦車(きゅうまるしきせんしゃ)は、61式戦車のすべてと
74式戦車の一部を更新するために開発された
日本の陸上自衛隊の第三世代戦車である。


狭い日本の演習場では90式戦車の売りの一つである
走行間連続射撃や最大射程射撃訓練などが思う存分出来ない為、
毎年9月に米ワシントン州のヤキマ演習場に
90式戦車を持ち込んで戦闘射撃訓練を行っている。
そこでの演習で走行間連続射撃で高い命中率を示す
90式戦車の性能に米軍関係者も驚いたという。


秘匿情報が多く、実戦経験が全くない90式戦車であるが
以上の事から勘案してM1A2エイブラムス(米)や
レオパルド2A6(独)と並び世界最高水準の戦車の一つと評されている。


また、他国の第三世代戦車に比べて高価であるとの
批判が良くなされる。確かにレオパルド2(独)や
M1エイブラムス(米)の初期型に比べれば高価である。
しかし、後発の90式戦車と比べるべき改良発展型は
90式戦車に匹敵するかそれ以上に高価なのが現状だ。

さらに、日本に他国戦車を導入せよという意見に対しては
自国調達価格と輸出価格の違いを挙げなければいけない。
EU各国に対するレオパルド2A5、中東諸国に対する
M1A2エイブラムスの輸出実績を見れば、優秀な兵器を
安価に調達できるというのが幻想でしかない事が判る。


性能の良さは折り紙つきで、各国の同類の戦車と
比較しても引けを取らない。しかし、日本は
インフラ投資が多いとはいえ、山がちで戦車運用に
向かない地形である。60t以上あるアメリカ軍のM1A1
エイブラムスやイギリス軍のチャレンジャー2
ドイツ連邦軍のレオパルド2A6等と比較すれば90式戦車
50tと10t以上軽量であるが、課題は多い。


そもそも、90式戦車に限らず日本の国産兵器の
高価格は次のような要因がある。他国の兵器が
海外に積極的に輸出する事で量産効果による
コスト削減を図っているのに対し、日本は武器輸出を
禁止している事からそうした形の価格低減が出来ない。
それ故に調達数が伸びない、それ故に更に量産効果が
出ない
という悪循環に陥っているのである。

陸上自衛隊が世界に誇る名戦車、「90式戦車」。
そのクオリティの高さは多くの人の知れるところですが、
課題も少なからずあるようで。
次世代戦車、TK-Xに期待が集まるところです。


しかしまぁ、現代の日本の道路にも質の良し悪しがあるとは
驚きでした。なんでも国が管理している北海道の道路は
質がよいのだとか。普段生活するうえで、
道路の質の良し悪しにまでは気が回らないからなぁ。