プライドなどさっさと捨ててしまえ。―自負とプライドの違い

今日は、英語ライティングと公民演習、そして
小論模試を受けてきました。
前記2教科については、特に語るところなし。
可もなく不可もなく、ってところです。


ところが、問題は小論模試。
模試の指定制限時間は60分。
それを何処の馬鹿が決めたか知らないが、
45分でやらせてんの。
もうね、池沼かと。
基本60分で書けるように構成してあるんだから、
45分で書かせると、必然的にクオリティが落ちる。
4分の1っていったら、結構大きい。
現に、今回の模試の自分の文章も、文章の質以前の問題だし。
終りに向かうにつれて、だんだんと適当になる字。仕方ないじゃん、
残り10分とかだったんだし。もう、文章中盤からは、
文章構成との戦いというよりは、腱鞘炎との闘い。
あまりに加速して字を書いてたから、手がプルプル震えてんの。俺は狂牛病かと。
ホントに大変だった。もう指定字数埋めるのが精一杯だった。
で、試験終わって、イライラしてきた。
自分は、「プライド」と一般的に呼ばれる、虚栄心にまみれた
思い上がりの心だけはもたないようにしている。
そこは常々自分に言い聞かせているつもり。
「他人には絶対負けないもの」なんて、この世の9割以上の人は持ってないから。
世の中は広い。「他人には絶対負けないもの」を持っている、
と思う人のほとんどは、ただの思い上がり。
世の中の広さを知らない。井の中の蛙、とはよくいったものだ。


思い上がっている人の多くは、「自分は今まで見た中で、知っている中で」を根拠にする。
しかし、見聞きしようがしまいが、自分より上に立つ人がいることくらいは、
冷静に考えれば分かること。まともに人生の経験を積んでいれば、
世の中の広さのさじ加減は大体分かる。
心に秘めているだけなら、それは少々過剰な自信。
大した害もないし、一概に悪いとも言えない。
だけども、「プライドを持っている」などとおおっぴらに公言する、ってのは
「俺は井の中の蛙だ」と宣言するに等しい、ほとんどが。
例えば、プロだとかセミプロだとかの人で、十分な実力による
裏づけがある人が言う「プライドを持っている」という言葉には、輝きがある。
ただ、それを少々秀でたる能を持つ、その程度の人が言ってしまおうものなら、
ただの恥さらしになる。「プライド」という言葉が、
虚栄心にまみれた、安っぽい、思い上がりの象徴になってしまう。能の無い人間は言うに及ばず。


閑話休題。よって自分は真顔で「プライド、プライド」とわめきちらす人間を、
その程度の人間としてしか見ていないのだが、
それでも、能を得るにつれて自然に湧き出る自負のようなものはある。
プライドではない。あくまで自分の分をわきまえた上での、
ささやかな自信である。自分は、こと現国に関しては
過去に積み重ねてきた読書の量などもあり、ささやかな自信がある。
もちろん、「過去に積み重ねてきた読書」など、世の中の本当にすごい
同年代の学生に比べたら、一笑に付される程度のもの。
けれども、そこらのチャラチャラした学生よりは、一日の長があると思っている。
小論文にしても同じだ。こうやって文筆活動というに貧弱な、
ヘタレ文筆活動をしている。だけども、何にもしてない人間よりは、
やはり一日の長があるのでは、と思っている。
繰り返して言うと、自負とプライドは、言葉の性質が違う。
自分は自然に出てくる自負を無理に押さえ込むつもりは無いが、
プライドは持たないと決めている。


それが今回の出来事ときた。自分にも、文章を書く作業に対して多少の自負はある。
ところが今回は、制限時間が極端に少なくて、
満足に制限時間まで書き上げる時間もなかった。
構成を練ったり、修正を入れたり、表現を変えたり
文のバランスを整えたりなどという作業など、いうに及ばず。
だって手が狂牛病だったんだから。
満足に戦わせてももらえなかったのだ。冷静に考えれば、
イライラするのも当然だろう。


で、イライラし続けていたわけだが、そこで気づいたのが自分の立場のよさ。
「推薦など、蹴殴り捨ててやる」と公言しているだけに、
評定平均など気にする必要は更々無い。
なまじ、そこそこ評定はあるから推薦を捨てるのは惜しい、などと
ウジウジ悩む必要が無いだけでも、とても恵まれている。
欠点さえ取らなければいいわけで、気楽な話この上ない。
「推薦入試まであと何ヶ月」などという教員の安っぽいあおりに
乗せられる心配もないし、通知表の点数が悪いというのも
悪いことばかりでもないなと思っている。
どうも元来、満遍なく教員に媚を売るのが苦手なようだし。
3年前は内申点で第一志望を落ちたが、大学入試は関係ない。
大学入試まんせー。あと、大学入試まで8ヶ月か。推薦振り回され組乙。




追記;
いや、推薦でどう見ても勝っていればいいんだけどね。
推薦のために志望校落としてるヒトとか、
見ててホントに、いとあわれなりw
(浪人した方がまだいい気すらw)