子供のころ、誰でも一度は「マジあの先公、教育委員会に訴えてやるけんね」とか言ったことあるはず。

結局、絶望に打ちひしがれながら、屋台でラーメンを食べることに。
屋台のラーメン、実はそんなにうまい店を知っているわけでもないのですが、
ここ数年、適当に入ったラーメン屋はとてもおいしかったです。
で、今回も適当に客の多い屋台をチョイス。
いや、多すぎて座れないと思って、隣の客の少ない屋台に
行こうと思ったのですが、多い方の屋台のおばちゃんが、
多い方の屋台に案内してくださいました。つまりおばちゃんが客を取ったというか。
まぁ、意外なことに席は2つ、ちゃんと空いてましたし、
もともと行きたかったのはそっちなので満足なのですが。


屋台は周りをガラスを木枠にはめ込んだもので囲われて、
かなりしっかりしたつくり。幾分温かくなったとはいえ、
まだまだ寒い。コレはかなりありがたいです。


お店のヒトに愛しのバスクラ、「マッケンジー君」を
外に放置されたクーラーボックスの上に置くように指示されて、
ちょっと不安ながらも置くと、中で先にでき上がっていた
3人組に、「アレは、楽器?」と聞かれます。
なかなか鋭い。フツーのヒトはケースを見ただけでは
楽器とまでは気づきません。
「ええそうです。クラリネットです。」と
定番の受け答えをします。


余談ですが、楽器を知らないヒトに
「何吹いてるの?」とか「手に持ってるのは楽器なんだ〜、何の楽器?」とか
聞かれると、バスクラ奏者は「クラリネットです」と答えるのが
模範解答だと信じて疑いません。
バスクラリネット」というと、「バスクラリネットって何?クラリネットのこと?」
と言われ、そのあとバスクラの説明を
(説明しづらいために)延々としなくてはなりませんし、
がんばった挙句「ふーん」とつれない反応で
終わることは、もはや自明のことだからです。
そこで「大きいケースだね」といわれると、楽器を知っているヒトの
可能性がうんと上がりますので、「バスクラなんです」と言ってあげてください。
ちょっとセコい気もしますが、別に「クラリネット」だと言っても
ウソじゃないですし、やっぱり散々説明した挙句に
「ふーん」では、大変精神的につらいものがあるのです。
バスクラ奏者はつらいよ。


閑話休題。「大きいね」「二台入ってるの?」と聞かれたので、
バスクラリネットなんですよ、というと、
「あー、バスクラか〜」といわれます。
只 者 じ ゃ な い な
と思います。
すると「自分ら、オケ(=オーケストラ)やってるんだよ」とのこと。
道理で。納得です。
まぁ、バスクラ専属奏者をつけないのが一般的なオケのヒトが
バスクラを知ってることが意外でしたが。
とりあえずラーメンを注文します。
手際よく作られるラーメン。さして待ちもせずに出てきました。
ラーメンはチャーシューがやわらかく、スープ、麺ともに
ワタクシ好み。スマートな博多ラーメンでした。


さて、隣のオケの人たち。
いろいろと話すうちに、いろいろなコトが聞けました。
福岡には弦楽器を弄ってくれるお店が3件ほどあるとか、
昔は、九州の他県からだと、楽器の修理に出すためや、
リードを買うために福岡まではるばる来たとか
(もっとも、現在も、楽器店の数や品揃えは、東京なんかと比べると
決して恵まれていない、というのは常日頃から感じることなので、
とても共感できました(笑)。
特に、「中学、高校とも部活は吹奏楽がほとんどで、
オケやるとこなんて、少ないのにどうやって人々はオケに
足を踏み入れるのか?」という長年の疑問に終止符が
打たれたのは参考になりました。
「中高で吹奏楽やってた人が、大学でオケやる、というパターンが多い」
(その隣のオケのヒト自身もそういうヒトなのだとか。)
とのこと。
てっきり、家でバイオリンを習う「しずかちゃん」みたいな
ブルジョワジー
ばかりかと思っていただけに、意外でした。


そしてハナシが広がり、高校を聞かれます。
(高校名書くとサイトバレのリスクがひどいので割愛(w)
するとオケのヒトのうちの一人の方がその話題にビビッと反応。
実は隣のオケの3人のうちの一人は、
教育委員会のヒトだそう。
そういえばすぐそこに市役所。
と、いうと市立の工業高校に通っているアビタクさんとは
実は密接なリンクが。
当然、「クーラーをつけてください」とおねだりします(笑
すると「PTAがつけるならいいよ、って言ってるんだよ」とのこと。
さらにバスの延伸は十分に可能性としてはある、とのこと。
よかったじゃん、アビタクさん。


さらにハナシは広がり、姪浜中、内浜中と姪浜小、内浜小校区のハナシに。
実は人口急増にともない、手狭であった旧姪浜中が移転し、
姪浜中が北上するに伴って、内浜中の校区が広がり、
なおかつ市内有数のマンモス校となった
内浜、姪浜両小学校の間にあらたな小学校(旧姪浜中跡)をつくることになるそうです。
(http://www.city.fukuoka.jp/kyouiku/tugaku.html)


母校のハナシだけに、聞き捨てなりません。
いろいろと聞くと、苦労しているとのコト。
確かに学校によって雰囲気に差がある、というのは
ワタクシが小学校のころから言われていたことで、
そのために 私立中入試を受けるヒトも多かったことを思い出しました。
現在も、そんな問題のために校区の区割りがうまくいかなかいらしく、
「表面上は、交通面で危ないとか、距離とかなんとか
いろいろ言うけど、本音はそういうことだ」とのことで、
卒業生だけにそこら辺の事情は多少知っているために、
大変さが身にしみて分かりました。


そのあとも、とある市立の学校の評判がよくなく、
いろいろと改善を考えているとか、
まぁ現役高校生には非常に面白いハナシを、いろいろと本音で
聞くことができました。いやあ、ためになった。


また、「福岡でオリンピックって、アレどこまで本気なんですか?」と
聞くと、「いやあ、一応、、ねぇ、、、、、、、
市長がやりたいって言ってるし」
とのコト。なんというか、、、ご苦労様です。orz


しかし、聞くところによると「福岡市立大学」というのは
「昔からそんな話はあるけど」とのことで、
現実には難しいとのコト。
北九州市立大が、かなりよさげですし、
福岡でやるニーズは十二分にあると思うのですが、残念です。


そんなこんなを話していると
福岡大学のサッカー愛好会「七隈トンビーズ」の
主将さんらの3人組がご来店。
実は3人とも商学部だそうで、商学、経済学をやりたく、
なおかつ福大、西南あたりを考えている自分としては、
ドンピシャリでした。ていうか福大商学部って、
今年うちの部活の先輩が行くから、先輩の先輩ということに。


そこで今度は七隈線(福岡市営地下鉄3号線)のハナシに。
福大生もメインターゲットだけに、市のヒトとしては
聞いておきたいところなのでしょう。すると
「天神と天神南が遠すぎる」とのこと。
確かに、天神の端から端で、いかんせん距離があるのは否めません。
個人的には、博多駅あたりでつないで、姪浜駅でもつないで、
相互乗り入れをした環状線にすると、とても便利だと思うのですが、
1、2号線と3号線では規格が違うので、残念ながら実現不可。
しかし、いくらコスト低減のためとはいえ、
3号線の規格は本当に選択ミスです。
相互乗り入れによる環状線のメリットは、
コストの高さを計算しても、十分見合うものだと思われるだけに、
非常に残念なところ。


そして話が弾み、最後には教育委のヒトに食事代をおごってもらうことに。
どうみてもいいヒトでした。
本当にごちそうさまでした。m(__)m


タメになる話も聞けましたし、興味深い話も聞けました。
おまけにおごってもらえるとは、本当にありがたい限り。
やっぱり屋台っていいね、と思った一日でした。


余談;
うわ、多分、「七隈トンビーズ」あたりをググったヒトが、
ここ見つけそうな気がする。
サイトバレの予感wwwww