22日のことについて。その4

さて、お土産屋さんに片っ端から入ります。
至上命題はキティちゃんの確保。
もう、この頃には決めてました。クラリネットパートの
みなさんへの賄賂キティちゃんにしよう、と。
根付です。鈴のついたキーホルダーみたいなの。
価格はひとつ500円近くする代物ですが、
贈賄の資金に糸目をつけるのは野暮というものです。
8人居ようが何人いようが、全員に、違う種類のキティちゃん
を買って凱旋しようではなかか、と意気込みます。
それに、唾男氏のおっきめのキティちゃんのキーホルダー(千円ぐらい)
も買ってあげないといけません。
うんとかわいいのを、買ってあげないといけません。
しかし、得るものあれば失うものアリ。
部員全員へのお土産は、お好み焼きせんべいのみに
落ち着きそうです。


とりあえず、手ごろな一軒に入ります。
すると、結構な数の新撰組グッズ。弟が修学旅行のおみやげに買って来たのと
まったく一緒のが、すべてありました。
あやつめ、ここで買いおったな。(昔かよ!>口調
日本刀のレプリカもあり、興味深げに眺めていると、
店のおばちゃんがセールスを開始。ただ、最低5000円も
するんじゃ、話になりません。てきとーに聞き流して、
質を確認します。悪く無い感じです。専門店で買いたいですね。(ぉ


お店を出て、しばらく歩くと、行きがけも見つけた
金つば屋さんを発見。どんなものか、と興味もあったので
ひとつ購入。150円ぐらいだった気が。
金つばは、大体予想通りの味でした。
つぶ餡全開だったのが、好みじゃなかったかもです。


さらに坂を下ると、黒川温泉でもあった、1000円均一ショップを発見。
アビタクさんが入店する中、ワタクシは金つばを食べ終わらなくては
なりません。やっとの思いで食べ終わり、入店します。
高級感漂う、チップなどがセットにされてケースに入った
トランプなどは、購入意欲を刺激します。
しかし、結局、何もかわずに出ます。


またてくてく歩くと、スモークチーズの出店です。
ここを除いては、大手の百貨店の一部にしか卸してないとか何とか。
なら、何故ここで売る?ぁゃしさ満点のお店です。
しかも、店のオヤジは「ムリして買ってとは言わないから。」
「違いが分かる人にだけ買ってもらってる」と、なんとも殿様商売。
この店、ダイジョーブなのでしょうか?
ただ、味は確からしいムードが漂っていたのですが、
いかんせん高かった。アビタクさんはしきりに興味を示していましたが、
結局あきらめ、先へ進みます。


なんだかんだで、坂は終了。人力車の客引きを横目に、
バス停に向かいます。
すると、行きは気づかなかった。漆器屋さんを発見。
現在の汁椀は、安っぽいプラスチック。自分へのお土産には
ちょうどよいかもしれません。軒先には、800円程度の
汁椀が並んでいます。お店は高級感満点。早速中に入りますが、
細心の配慮を、と「コロコロ」(キャスター)は入り口に置いての
品定めです。そして、結局800円ほどの汁椀を購入。
良質な感じです。お店の人は、先ほどの土産物屋のオバサンとは
打って変わって、物静かなご婦人。逆にこっちの方が、「よし、買おう」
と思うのは、ワタクシだけなのでしょうか?
とりあえず、乾燥機にかけるべからず、という注意を聞き、
包装してもらい、コロコロと一緒に、バス停に向かいます。
着くと、10分も経たないうちに、清水寺に行けるバスが到着。
それにしても、初めての地で曲がりなりにもバスを乗りこなしている
自分を見て、「京都のバスって、すげえ」と思ったのでした。
分かりやすいですね。どれに乗ればいいのか?とかが。
この時点で大体、4時前。当初、「清水寺はムリかなー」と思っていたのですが
何か、ケッコー余裕で周れそうな予感。うれしい誤算です。


そして、我々を乗せたバスは、一路清水寺へ向かうのでした。