小を捨て大を取るためにライブドアを上場廃止にするんじゃないかなぁ。

http://blog.livedoor.jp/hirox1492/

20日までに、ライブドアがきちんとした発表をして
「粉飾は無かった」という流れになれば、2億6000万株の売り注文は
無くなるかもしれません。
そうなったら、東証としては様子見で済むわけです。
ただ、調査が間に合わない場合には、ライブドア
「調査中」という返事をすることになりますが、
そうした場合にはライブドア上場廃止という強権発動するんじゃないかと思います。

んで、実際には検察庁が書類からパソコンから
持っていってしまってるので、正式な情報開示を二日間でするというのは
常識的に考えてまず不可能です。
そういう意味では、ライブドア上場廃止にしてしまうための
外堀を埋めている状況なのかなぁという気がします。


東証は日本の証券市場を運営するという使命を
負っているのはわかるのですが、そのためにライブドアに投資した
投資家の株を全部紙切れにしてしまうというのはちょっと
やりすぎな気もしますけど、どうなんすかねぇ、、

自分もどうかと思いますね。
もしこれで粉飾がありもしない話でもしたら、
補償とかどうするつもりなんでしょうか。
ていうか、事実の有無に関わらず、不可能なことを要求して
外堀を埋めるって家康じゃないですけれども、
客商売をやる者としてはやっちゃいけないことだと思います。


これは先日の楽天騒動(http://d.hatena.ne.jp/dairaku/20060110/p2)
にもいえることですが、
自分は客がやっていいことと商売する側がやっていいことは
まったく違う、と考えています。
例えばライブドアは違法スレスレのグレーゾーンで
批判を浴びてきましたが、でもあくまで「株を買う」という
お客様の立場のはず。お客様がグレーゾーンをいっても、
文句は言えない、自分の手抜かり。それが客商売のはず。
その点、今回(というかココ最近はこの一件に限らず東証すごいことになってますが)
東証は、いったいどう考えているのか。
利用者という「客」に対してどういう表情で顔向けするつもりなのか。
これでは「世界三大市場」の名が泣くと思います。