初日の出、初ティーダ。

で、5時前にチャットを切り上げて(なずなさん、その節は本当にスミマセンでした)
アビタクさんの誘いで近くの神社から初日の出を
見ようということに。
近くの神社といっても、歩いていけば結構な距離。
とはいえ、歩いていったことも無い上に、
実は二人とも日の出の時間すら把握していないという状況。
行きがけのセブンイレブンで、アビタクさんは軽食を、
自分はビールとさきいかを調達すると、
(なんていうかオシロさんとt-shinさんごめんなさい。がまんできなかったんです(ぉ)
缶を傾けながら、目的地に向かいます。あー、うまうま。
しかし、酒を買うときに、生徒手帳からお札(なぜかはさんでいた)を
出したのは誰がどう見ても失敗でしたね。
あとで二人でその話になったとき、「いやさ、レジの液晶ディスプレイに
『20歳未満〜年齢を確認うんぬん』とかほざいてたから、
いうこと聞いてやった。」とかネタレスもしてみましたが、
どう考えても今の一件は完全なるミス。反省しなければいけません。


そして20分も歩かないうちに、目的地、「愛宕神社」を
山頂に有する愛宕山のふもとに到着。
「山」といってもさしたるものではなく、
10分も登れば山頂、愛宕神社に到着する、小さなものですが、
それでも、山頂までは比較的急な坂道。
この山と神社については、過去二回、夜景の撮影のために
ここを訪れたワタクシの経験に裏打ちされた知識が光ります。(大げさなw)


そして、ついに愛宕神社に到着。申し訳程度の出店と
餅屋(梅が枝餅のようなものを売ってます)がある程度ですが、
それでもヒトは、この近辺では有名な神社だけあって、
比較的多い感じ。境内に入ると、よりヒトは増えます。
巫女さん(バイトでしょうが。)も多く、ヒトも神社の規模からいえば、
比較的多いと言ってよいでしょう。
狭い神社を一周して、お賽銭を投げて、お参り。
さて、これでメインイベントが終了してしまいました。
時間はまだ5時半。とりあえず、餅屋の場所まで戻ると、
一人の男のヒトが尋ねてます。「おばあちゃん、日の出何時よ?」
するとおばあちゃんは「7時過ぎよー、15分。
まだあと2時間あるよ、あはひゃはは」


「あひゃはは」 じゃねーよばーさん。
2時間はサバの読みすぎとしても、1時間以上はゆうにあるのは
揺るぎの無い事実。やむなく、再び境内へ引き返し、
一周します。改めてみるといろいろなものを売っているものです。
とくに、神社限定のキティちゃんなどは、ただただすごいというありません。
そして、まぁ魅力のひとつでもある夜景も堪能し、
餅屋へ戻り、入店。日の出まで暖をとることにします。
年末に福岡を襲った「氷河期」もすぎ、寒さもひと段落した状況。
外でも耐えられないわけではありませんが、何せ不眠不休の強行軍。
その上、今日一日を活発に動こうと思うと、
未明から無茶は出来ません。おとなしく暖をとるのが正解と思われます。
店内には、何故神社の茶店にいるのかわからない団体さんが、
すでに出来あがっちゃっていました。その嬉々とした興奮をよそに、
我々は雑談にいそしみます。特にワタクシが、先ほどいくばくかの
酒を入れたこともあって、盛り上がります。
注文した餅も、中が漉し餡で自分好み。
梅が枝餅を筆頭に、この手の餅はあまり好きではない自分ですが、
比較的おいしくいただくことができました。
それでも2つはいらない、といった感じ。やはり生理的にこの手の餅は
合わないようです。


そうこうするうちに日の出の時間が近づいてきます。
我々は茶店を後にし、再び境内へ。
もうこの時間になると、ヒトがごった返してきます。
ベストスポットとなる最前線一列目はすでに埋まり、2列目3列目も
微妙なところ。少し出遅れた感すらあります。
そして、結局馬の銅像のふもとに落ち着くことに。
銅像の台座に乗るとよく見えそうでしたが、残念、注意書きが。
そして、かれこれ待つこと20分強。
暁色に空が染まり始めたころ、隣のおっさんが銅像の台座によじ登ります。
「あんたも登らんか?」そう尋ねられましたが、
先ほど酒を飲んだ高校生にもかかわらず
あくまで紳士です。ワタクシはジェントルメンです。
「いや、注意書きがありますので」ときっぱり断ります。
するとおっさん「ええたい、ええたい。今日ぐらいは神様にも許してもらおうや」
まぁ、そういうことなら、と我々も台座によじ登ります。
そして、いよいよ空が染まってついに、初日の出とご対面することができました。


デジカメを持ってくればよかったのですが、あいにく忘れてしまい、
携帯の貧弱なカメラで撮影することに。
そして一通り初日の出の撮影も終え、帰ろうか、と言うころには
人でごったがえす愛宕神社。うーん、一年で一番ヒトが来る日とはいえ、
いつもの愛宕神社では考えられぬヒトの数。
ヒトを掻き分けるようにしてたどり着き、そして引いたおみくじは大吉。
今年もいいことがありそうです。ただ、「恋愛」項の
誠意を尽せ」って何だ。「待人」項の
「来る つれがある」って何だ。
前言撤回。今年も不安定でわけの分からない一年なのかもしれません。
さて、おみくじを見ていると、突然話しかけられました。
誰か、と振り向くと、大学一年になる吹奏楽の先輩がふたり。
当然野郎が二人。お互い寂しい正月です。


さて、あとは山を下り帰路につくのみ。
てくてく歩くと、道端でカードを拾いました。
なんだろうかと見てみると、なんとこれがバスカード
しかもパンチ穴をみると、4000円前後は入っていそうな代物。
しかし世の中そんなに甘くは無い。高速バスで鹿児島から来て、
全額使い切ってしまったのかもしれません。
ただ、興味深いものを拾い、我々は各々の家に帰ったのです。


初ティーダ」キャンペーンに乗っかってます。