涼宮ハルヒの溜息
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/09/01
- メディア: 文庫
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真面目にレビューはしません。軽く、サクッと。
「憂鬱」の続編ですが、正直出だしは微妙かも。
「憂鬱」のときほどは、初っ端から引きずりこまれるような
ワクワクは感じにくかったように思いました。
全体的に冗長的で、無理にあの文量にしたような印象も
多少ながら受けてしまいました。
それでも、作品の結末にはキレイに
オチをつけてるあたりはさすが。
あと、大事なことは、この本を読まねば
アニメ版「涼宮ハルヒの憂鬱」
第一話「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」は
100パーセント楽しむことは出来ない、ということでしょうか。
この作品が作られた過程が「溜息」の主題であるため、
「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」の不可解な部分に対して
全て背景を知ることができます。
アニメを楽しむためだけに読んだとしても、損はしないと思います。
とまぁ、前作「憂鬱」を読んでいるとどうしてもOKラインが
高くなってしまいますが、おもしろい作品であることに
変わりはないな、というのが偽らざる気持ちであります。
次作は「涼宮ハルヒの退屈」ですか。
少々お腹いっぱいな感もありますので、
涼宮ハルヒからは少しの間、離れていようかなと思います。
とりあえず、山積し始めた未読の本の処理を急ピッチで進めねば。