「政治抜き」要請撤回 長崎の協会、被爆講和で

http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20060624010040331.asp
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 修学旅行生らに被爆体験を話す「語り部」に、
長崎平和推進協会が政治的な話題を取り上げないよう
要請した問題で、協会は24日、要請を撤回した。


 同日、語り部38人が所属する協会継承部会の臨時総会があり、
撤回を求める意見が多数を占めたことを受けた措置。
協会の多以良光善事務局長は「聞き手に誤解されないよう、
不偏不党であってほしい
と親切な気持ちで要請した。
こんな大問題に発展するという認識がなかった」と話している。


 協会は今年1月、自衛隊イラク派遣や天皇の戦争責任、憲法改正など
8つのテーマについて「国民の中で意見が分かれている」として、
修学旅行生らへの講話で触れないよう要請。一部の語り部
被爆者団体から「表現の自由の侵害だ」など、反発の声が出ていた。

え、なに?長崎にはアホしかいないの?
義務教育過程のひとつである修学旅行で、
強制的に、話を聞かされるわけ。修学旅行生は。
思想、信条関係なく。

もうこれは「表現の自由の侵害」とかそういう問題じゃないんですよ。
むしろ聞かされる方の人権侵害のほうが問題。
単純に聞きたい人が好きに話を聞いてる、ということとは
わけが違うのですが、その辺の自覚があからさまに足りない。


9条改正も、イラクへの自衛隊派遣も、靖国参拝天皇の戦争責任も
賛否両論あるのは民主主義のあるべき姿。
そういう賛否の分かれやすい話題を
自分の独断で「正しい」だの「間違っている」だのと
偉そうにのたまうのは、あまりにおこがましいこととは思わんかね?
(byブラックジャックw)


でもまぁ要請は撤回されたとはいえ、
不偏不党は当然、護られるべき原則でしょう。
最低限、そういう話題に触れるときは
「これは私個人の考えですが」ぐらいの前置きは、
当然のことですが、義務付けてもいい気がします。
不偏不党、公正中立を護り、政治情勢から
超然としていることがそのまま、長崎平和推進協会の普遍性や
これからの、いい意味での安泰というか、
協会の永続性のカギとなると思うのですが、どうでしょう。
長崎平和推進協会は戦争体験の継承の拠り所なんですよね?
戦争体験の風化を防ぐ、とお題目を唱えながら
風化を加速させるようなことをして、
しかもそれに気づいていないのか、もしくは気づいていてなおやっているのか。
(それともなんですか?お題目を唱えるのが目的なんですか?もしかして。)
戦争体験を風化させるな、といっている張本人が
風化を加速させている。なんとも皮肉な話ですね。


そういえば、うちの日本史の先生も、
太平洋戦争前後を扱うときは、モロ気を使った発言してたなぁ。
「まだよく分かっていない」とか「あまり勝手なことは言えない」とか。
すぐ日教組じみた思想に走る人も多い中、なかなか好感の持てる
姿勢でした。というより「まだよく分かっていない」というのが
歴史の先生とか、戦争関連の「語り部」とかの
人たちの現状での「正解」なんじゃないですかね。
公正中立を護るべき人たちですから、自分の信条、思想に
振り回されているようではどうなのか、と。
あ、語り部」はプロじゃなかったっけ(プゲラ


冷静に考えたら、プロ市民」という名のプロでした(プゲラ