阿房列車物語 百鬼園回想

Wikipediaってホント何でも載ってますね。
痴呆

表記改正への賛否議論
「痴呆」の呼び名の代替案として「認知症」と
することとしたことに関して、「認知」の意味が
正しく伝わらず、適切ではないのではという議論が出ている。


心理学会関係からは、「認知」は人間の知的機能を
あらわす概念であり、それをそのまま病名として用いると
意味が不明確で誤解が生じる
危険があるとして異論もある。
社団法人日本心理学会・日本基礎心理学会・日本認知科学会・
日本認知心理学会から連名で出された意見書の中で
その不適切さが指摘され、代案として「認知失調症」を
提起する意見書が厚生労働省に提出されている。

やっぱ、自分だけじゃなかったんですね。
認知症」という言葉に違和感を感じていた人って。
冷静に考えるまでも無く、日本語としておかしい。
だいたい、誰もがなりたくないと思っている病気の呼称に、
マイナスイメージを伴わない名づけ方などありうるものか。
言葉としての本質を失った、無意味で無機質な言葉に
なってしまうように思います。


痴呆は、「痴呆」の二文字がピッタリくる症状になってしまうから痴呆。
障害者は障害を抱えている者だから障害者。
これだけよく使う言葉に常用外漢字は当てられません。
気ちがいは気が違ってしまったから気ちがい。
支那はChinaの訳語で支那変換できないなんてどうかしてんじゃねえの?


一目で意味を類推できるかどうか、それがそのまま言葉の質につながると
思います。現状の極端な言葉狩りは、あまりに危険な気がします。




参考リンク;
“差別用語”と呼ばないで