「新選組！！ 土方歳三 最期の一日」を見て。

だいぶん「司馬ナイズ」された作品でしたね。
土方の「男」の描き方は燃えよ剣そのもの。
参考までにでもアレ読んじゃったら、
呪縛から抜けるのは難しいのかもしれません。
まぁ、視聴率を撮らなきゃいけないテレビ番組である以上、
史実どうりの、「最後まで一人で(榎本、大鳥の無能さと戦いながら)
戦い抜いた土方」は描けなかったようですが、
まぁ、こんなものでしょう。むしろそのまんま悲劇の中の男、で終えたら
オチのつけ方が難しかったかも。まぁ、無難な作品でした。
泣かせるところはしっかり泣かせましたしね。
大鳥とか榎本とかもいい味ださせてた。
最後に大鳥が作戦立てる机をひっくり返したときなんか、
ホントに泣けましたもんね。
まぁ、史実とはかけ離れてますが、それも含めて
「だがそれがいい。」と。史実の観点から見れば、
燃えよ剣も結構史実から離れていましたが、
新選組！！では余計に離れてますね。だがそれが(ry

それに、作品ところどころのユーモアは、
本編「新選組！」以上かも。こっそり成長してるのかもしれません。三谷君。
「ロマンチ」てｗｗｗｗｗ

まぁ、なんだかんだ言っても、コレがおもしろかったのは
土方歳三演じる山本耕史の力量が大きかった気がします。
土方そっくりの顔立ちという天性もさることながら、
何か迫るものがある土方を存分に表現できていた気がします。
だからかっこいいんだって。山本耕史。
カトゥーンとかほざく腐女子いっぺん真面目に見てみろって！

無難に面白かったですが、期待ほどは無かった感じ。
まぁ、期待のかけすぎなだけですが。
DVDを後輩に頼むのも考えちゃいますね。
ビデオに撮っとくだけでもいい気がしますし、
どうせいずれ再放送しそうな予感。うん。