22日のことについて。その5

今度は20分程度。清水坂停留所に着きます。
今度は人の流れがあり、難なく行ける予感。
しかし、事前の弟のメールに
清水寺までは、坂で、その行き道のお土産屋さんが
楽しいよー」とのこと。オイオイ、坂なのかよ。


この頃になると、コロコロ(キャリーバッグ)が
かなり、文字通り「重荷」になっていました。
正直、目の前にそびえる坂(銀閣寺より、難度高し。)
は、かなりキビシイものがありました。
逃げたくもなります。しかし、そうはいきません。
タクシーが隣を横切ろうと、なんだろうと、
大和魂で駆け上ります。
さながら特攻隊員。最新技術なんかには、負けません。


うおりゃああ、と駆け上がります。 (誇張。)
途中で、自販機を発見。アビタクさんが、水分補給をします。
自分は、我慢です。


情報どおり、幾多のお土産屋さんで、興味いっぱいでしたが、
時間が時間、ということもあり、先に清水寺に突入することにします。
我慢に我慢を重ねて、正門らしき場所にやっと到着。
アビタクさんが死んでいますので、少々、小休止をします。
忍耐の限界で、ワタクシは自販機で「キリン・レモン」を買います。
こういうときの炭酸は本当に最高です。


さて、アビタクさんも、突如頼まれたシャッターを切り終えたところで、
正門から、また一登山始めます。
また、この段差の雨あられ。今までの坂よりもきつい感すら。
しかし、大和魂です。途中で拝観料300円も払い、
ついに、ついに、、かの有名な「清水の舞台」が目の前に!
しっかりとした木材を使っていて、何百年の歴史を感じます。
断崖絶壁に支える骨組みも、先達の知恵を感じさせる、
なんというか、ダイナミックなものでした。舞台から開ける
京都の山麓。す、、、すばらしい。この感動。
ホントに京都に来てよかった、と。大阪から電車で1時間。
関西圏への自分の評価は、うなぎのぼりです。


さらに、奥にはもうひとつ建物があって、そこから
この舞台(本堂)を見ることが出来る、という寸法のようで。
早速行くと、テレビなんかでよく見る、あの、アングル。
早速撮影です。う、、、美しい。日本に、惚れ直しました。


そして、また、ノンバリアフリーの階段をくだり、
音羽の滝」へ向かいます。これもテレビで見たことがあった気が。
ものすごく長い柄杓(ひしゃく)で滝のように流れ落ちる水をすくい、
何か祈りながら飲む、という寸法。アビタクさんと変わりばんこで、
かた一方が、荷物番兼、カメラマン。もうかたっぽが、飲む。
そんな寸法で、両人とも、またひとつ、思い出を作ります。


さて、一通りのことは済ませた感じ。三重塔の雄大な姿を横目に、
楓のもとを、歩きながら、「これだけ楓があると、秋に来るのも粋だろうね」
と、柄にも無いことを話しながら、正門を出ます。
すると、なんということでしょう。6時を回って、お土産屋さんが
ことごとく店じまいしているではありませんか。


しかし、成ってしまったものは仕方ありません。
あきらめて、坂を下ります。
途中、わずかに開いていたお土産屋さんで、金閣で狙っていた、
キティちゃんの根付を購入。5個ぐらい、舞妓さんとかなんとか、
適当にかわいいのを手当たり次第。正直、今まで見てきた中で、
お土産屋さんは、金閣寺バス停前のが、一番よかった感じです。
待つばかりじゃダメですね。決断も時には。いい経験になりました。
ちなみに、店のオヤジ、自分が2000円以上も買い込むものだから、と
ちょっとした、お守りをもらいました。
ただ、旅の終わりを待たずに消えてしまうのですが。またのちに。


そして、バス停に下りますが、人垣が。
ここは切り札。「何気に割り込み」大作戦です。
バス停の時刻表を見るふりをして、そのまま最前列から分岐。
なんという鮮やかな手口。だいぶん、この「関西圏」という名の
「アウエーの地」に馴染んできました。(あの時の人たちゴメンナサイ(w


そしてまた、鮮やかな手口で、おしゃれな木のバスにすべり乗ります。
乗ったはいいですが、かなり荷物が邪魔な感じ。それくらい、人が多かったです。
しかも、乗れない人が続出で、結局、停留所で並んでいた半分ほどの
人も、乗ることが出来なかった模様。ホントに危なかったです。
終点は京都駅ですが、正直、京都駅まで身動きがとれなさそうな模様。
うーん、こんな時間帯ぐらいはもっと増発して欲しいです。


そして、ガタゴトと、また30分ぐらい揺られて、到着したるは京都駅。
客の最後の一人が居なくなるまで待ってから、下車。
一路、京都駅に向かうのでした。



残りはまた明日。