22日のことについて。その3

さて、また30分ぐらい、いや、今度はそれ以上、
(途中でバスセンターで止まったりしたので)バスでガタゴト
揺られて、到着するは、銀閣寺付近のバス停。
ところがそこで、同じバスに乗っていた、
白人一家から、まさかの
行き先クエスチョン。いや、言いたいことは分かるんです。
アンタ、銀閣に行きたいんでしょ?
ていうか、日本語も分からないのに、よくバス乗り継いできたよ。
ほめてやるよ。でも分かんないの。俺も訊きたい。
一緒に訊きにいかない???


と、いうことを、身振り手振りのジェスチャーで、
必死に伝えました。するとどうでしょう。人間、
こころをぶつけ合うと分かり合えるんですね!
白人家長(おとーさん)は、あからさまに
「こいつらぁ、ダメだよ」というアイコンタクトを
家族にし、他の人に聞きに行ってました。


そして、晴れてルートが分かったようで、意気揚々と
歩く白人一家。それをとぼとぼ追う、大楽andアビタク。
なんということでしょう。ホームの大楽より、
アウエーの白人の方が強いのです。
orz


軽い敗北感に打ちひしがれながら、
銀閣へ向かいますが、なにせ坂。砂利ではないですが、
やはり「コロコロ」(キャスター)を持つ身としては、
きついものがあります。
そして、銀閣とバス停の、ちょうど中間あたりで、
チョコレートソフトクリームを、アビタクさんとワタクシが、
それぞれひとつずつ、150円で買いました。


そして、それをむさぼりながら、また坂をコロコロと
昇ります。左右ともにお土産屋さん。きんつば屋さん
もあり、ちょっとそそられます。


そして、ついに着いたるは、銀閣寺。
なんと拝観料は500円。金閣寺は「金」なのに400円で、
少し高いんじゃない?というのが正直なところ。
しかし、ここでひき下がるわけにもいきません。
たーん、と500円を払い、またお札(ふだ)デザインの
入場券でしたが、銀閣寺のミシン目がついていて、
ちょっと興ざめです。ここでも金閣寺に負けております。
しかも、また砂利です。


そして、中に入ると、早速、見えるのが銀閣寺。
地味です。
なんていうか、地味です。いや、ここに
日本のわびさびがあるのは、よく分かるのですが、
あんまりパッとしない感じ。金閣ほどの感動はありません。
歴史に興味の無い人なんか、正直、金閣だけ見れば十分な気すら。
拝観料も高い。建物は地味。入場券は不粋。
別に、商売敵でも何でもないですが、いい意味での競争は、
するべきだと思いますね。名門にあぐらをかくと、今に
痛い目に会う気がします。


そして、早速、最高のアングルから、カメラに収めます。
ボロクソ言いましたが、いいえそらの題材になりそうです。
(結局それかい。)
さらに、坂を駆け上がることで上から見下ろすように
銀閣を撮れるようです。いざ、いかん。と荷物をアビタクさんに
託し、駆け上がります。これだけでも、アビタクさんのありがたさが
分かるというものです。一人旅は、こんなときにつらいのでしょうね。
そして、汗をかきつつ、駆け上がりましたが、その割には
微妙な感じ。ただ、これで行かなかったら、絶対に後悔するたち(自分が。)
なので、判断としては、正解だった感じです。


そして、駆け下りて、アビタクさんのところに戻ると、
外国人からカメラを頼まれます。フォーカスロックとか、
高度(?)な技術を駆使して、「最高の一枚」を撮ってあげました。


そして、ぐるっと、銀閣の周りを周る感じで、順路をたどると、社務所が。
早速、朱印を買います。そして、門を出て、
お土産屋さんの雨あられに突入するのでした。





でわ。